Shrunken Calf
- シュランケンカーフとは

しなやかで美しいシボ

生後６か月以内の仔牛（カーフ）の革をシュリンク（収縮）させてできる自然なシボは、型押し革では決して出すことのできない独特の味わいがあり、同じものは２つとしてありません。また１枚革の中でも部位によって、シボの大きさや深さが異なるのも特徴です。原皮の段階から20％程度も縮ませてこそ生まれる密度としなやかさなのです。

華やかな発色の秘密

通常クロムなめしの革の色は顔料によって染色されます。顔料とはいわばペンキのようなもので、革本来の表情まで隠してしまいます。シュランケンカーフは初めにしっかりと革の内部までベースとなる色を染料で染み込ませ、その上からごく薄く発色豊かな顔料を乗せることで、革の風合いを出来るだけ残しつつ、美しい発色を出すことが出来ています。